私がお菓子を習う、藤野真紀子先生は、飼い主に捨てられた犬の保護をライフワークとしています。
そして、盲導犬よりも知っている人が少ない、聴導犬への支援も行っています。
耳の聞こえない方の補助をするのは、飼い主に捨てられて、保健所で殺処分を待つワンちゃんたち…
訓練され、聴導犬として新しい飼い主を助けて暮らすのです。
既に数回、聴導犬協会の活動への支援パーティを開いていますが、コロナ禍でしばらくお休み…
今回、久し振りの開催となりました!
場所は、先生の行きつけのイタリアンレストラン…ラ・ヴィータ
大きな会場ではないので、昼と夜の2回に分けて行われました。
私は仕事の都合で夜の部に参加!
この日、聴導犬は4頭来ていました。
藤野先生から挨拶があり、ワンちゃんたちのデモンストレーションは食事の後にすることに…
まずは、ラ・ヴィータのイタリアンを楽しみましょう!
テーブルに置かれているのはオリーブオイル!
数日前にイタリアから届いたとのことで、シェフから、開けるとすぐに酸化が始まるので、今日は開けたてのフレッシュなオイルを楽しんでもらいたいと説明がありました。
1枚づつ手描きのテーブルマットがいい感じ!
パンが運ばれ
前菜プレートは4品
モッツアレラ&トマトソース
アーティチョークの素揚げ
鶏レバーのパテ
パンチェッタ
現在、アフリカ豚熱の発生を受けて、イタリアからの豚肉の輸入は全面禁止中…
今後3年くらいは日本に入って来ないと聞きますから、ほぼ最後の在庫…こちらのパンチェッタは、非常に貴重なものと説明がありました。
スプマンテを貰い
乾杯〜Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
モッツアレラに合わせたトマトソース最高!
鶏のレバーも美味しいし、滅多に食べないパンチェッタもいただきました!
アーティチョークの素揚げは、ゆり根のような味わい…
続いてプランダード…
量が多い!
私、干し鱈とじゃが芋と牛乳を合わせたブランダード…大好きなんです〜
大皿で供されたのは、貧乏人のパスタ!(・o・)
具が目玉焼きだけなんですが…
これに
振りかける大量の黒トリュフ!(*´艸`*)
成り上がりパスタの出来上がり〜(笑)
藤野先生が、自分でも作るけど、卵の焼き加減が難しく、中々こんな風に出来ないと言っていました…
シンプルな料理こそ難しいのかも知れません。
本日のメインは二品
まずはミラノ風カツレツ
たっぷりレモンを絞っていただきます!
そして、短角牛の炭火焼き
ケールのような葉っぱは、黒キャベツ!
繊維質が多く、切りにくいですが味わい深い!
デザートも2種類!
モンブランとティラミス
テイラミスは、もの凄く濃厚…
生クリームをまとったモンブランは素朴な味わい…
交互に食べてご満悦!
苦味の強いイタリアンコーヒーを飲んで、ディナー終了!
聴導犬たちのデモンストレーションが始まりました。
この子は、みち君…
我が息子の呼び名と同じではありませんか〜
なので、誰かがみち君と呼ぶたびに私が反応…(笑)
こちらのモアナちゃんは、実際に聴導犬としてお仕事をしています。
飼い主の方によると、聴力を失ってからは外に出るのが嫌で家に引きこもっていましたが、モアナちゃんのおかけで散歩や買い物にも行くし、時には映画館にも出かけるようになったそうです!
モアナちゃんは、地域の人気者で、お誕生日には沢山のプレゼントが届くんだって!
保健所で殺処分寸前のところを救われ、新しい環境で皆さんに可愛がられる幸せ…
どうやら、仕事をしているプライドもあるようだとおっしゃっていました。
この愛くるしさ!
元の飼い主は、なんで捨てたんだろうか?
聴導犬協会の、有馬さんからのお話。
東日本大震災の際、亡くなった聴覚障害者は、健常者の数倍だったそうです。
地震は体感出来るけど、津波は誰かが教えてくれなければ分からない…
ライフラインがストップした状況では、知ることができなかったのだと思います。
聴導犬を迎えるときは、近所の方に、もしもの時はドアを叩いて下さいとお願いするそうです。
聴導犬は、ドアを叩く音が聞こえたら、飼い主をそこまで連れて行くように訓練されています。
本当に、地道な小さなことの積み重ね…
現在、盲導犬にも聴導犬にも国からの支援は無く、善意の寄付に頼っているのが実情…
日本には盲導犬は約900頭…
聴導犬は約60頭…
少ないですよね…
必要としてる人はもっと多いと思います。
会場内には寄付のブースも!
一口千円以上の寄付をすると、こんなかわいいグッズがもらえます。
私は以前このマスコットを頂いたので、
今回は、キーホルダーとパッジをもらいました。
小さな活動ではありますが、藤野先生がなさっていることは大変に意義のあること!
私も、今回、参加することで、この活動に協力出来たのなら嬉しいと思いました。
そして、イタリアのマンマの味、ラ・ヴィータも再訪したいと思います〜