盲導犬は誰でも知っていますが
聴導犬は知らない方が多いと思います。
文字通り、聴覚障がい者の耳となってお仕事をする犬達のことですが
私の師事する料理研究家、藤野真紀子は
ライフワークとして動物愛護活動を行っています
先生と太田光代さんが発起人となり
毎年開催しているチャリティーパーティに今年も参加
内容をここでお知らせしますね!
開催場所のパレスホテル東京の会場入り口には
実際にお仕事をする聴導犬が待機
可愛いでしょう??
でもお仕事はチキンとこなす賢いワンちゃんたち
パネルの展示や
説明&寄付の受付ブース
そして今回は
藤野先生の私物を格安で販売するプチマルシェも
30万円のセリーヌやシャネルのドレスも1万円!(@_@)
売り上げはもちろん全額寄付されます♪
会場に先生が現れると一気に華やかなムード
楽曲提供の盲目のバイオリニスト増田太郎さんと談笑・・・
パラパラと参加者も集まりだして
そろそろパーティーが始まります
お料理はさすがの美しさ
前菜のサーモンは泡仕立て
ブルターニュ風のブイヤベース
牛肉のショーソン
パンも出まして
デザートは
ラム酒風味のババと黒糖のアイスクリーム
もう一品はまるで本物のレモンに見えますが
ホワイトチョコレートと話題のレモンキャビア
料理の詳細を語りたい私ですが
今回は趣旨が違うので割愛…(笑)
やはり動物愛護活動をされている杉本彩さんがスピーチ
ご自身が主催する
公益財団法人動物環境・福祉協会Eve
についてのお話をされました
そして藤野先生のトークセッション
お相手の上品マダムは
昭和57年に長野県上伊那郡の保健所長に就任された
小川美智子医師
日本のペットが簡単に捨てられ殺されていくのを見て
何とか生かす方法はないかと模索され
当時聴導犬育成の最先端だった
イギリスの聴導犬協会に手紙を出し
イギリスからはるばる長野県に視察の人がやって来た
そこから日本における聴導犬の歴史が始まったのだとか!
実際に聴導犬のデモンストレーションもありました
聴覚障がい者は見た目では障がいが分かりません
そのため気づいて助けてくれる人も少なく、災害の際には耳からの情報が入らないせいで
逃げ遅れて命を落とすこともあるそうです
この聴導犬たちは
飼い主の心を癒すセラピードックであるのはもちろん
ご主人の耳となって危険を知らせ
ガス漏れや火災防止、避難情報の伝達
携帯用の鈴を使うことで金融機関や病院の順番を知らせたり
沢山の働きをする大切なパートナー
社会福祉法人日本聴導犬協会は
捨てられて殺処分される犬たちを救い出し
訓練して補助犬として育て
聴覚障がい者に無償で貸与するという活動を行う日本で唯一の存在
人間の身勝手な都合で捨てられる犬たちの命を救い
障がい者方々の助けにするという
今の日本ではなかなか根付きにくい
地道で大変な事業を粛々と行っている
尊い協会なのです
このことを皆様にも知っていただきたく
ここに記させていただきました
え?
パーティーでご馳走食べる分全額寄付すれば良いって??
それは確かにその通りですが・・(笑)
こういうことは派手に集まって世間に知らしめる
まずはそこから始めることも大切・・
と思っているのです~(^^)v