ふじこお出かけ

料理教室にお菓子教室に海外旅行・・・還暦過ぎたのにお出かけ大好きな困ったおばさん・・・2019年はANA(SFC)修行に挑戦!

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沖縄復帰50年記念 特別展 琉球 に行きました〜

上野にある東京国立博物館…f:id:fuzikoblog:20220524170718j:image

今年は創立150年とのことで、話題の展示が目白押し!

 

琉球展は、平成館での開催です!
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コロナ禍以降の展示は、事前予約制でしたが、今回は予約無し!

そこが嬉しいのよ…

行こうと思った時にすぐ行けるのがいいの!

 

入館料2100円は入口で払いましたから、そのまま入ります!

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会場は第1と、第2に分かれていましたが、第1会場は撮影不可…

 

第2会場の琉球国王、尚家所有の宝物だけが撮影OKでした。

尚家宝物は、国宝なんですね…

戦前に沖縄から東京に移されていたので、戦禍を逃れて無事だったということらしいです…
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沖縄戦で、どれほどの宝が燃やされたのか…

それを考えさせられる展示でもありました。

 

琉球王は、中国の影響なのか、絢爛豪華な衣装をまとっています…
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この絵の復元については後で書かせていただきます。

 

女性用の着物も色合いが美しい!
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紅型の着物
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私、この日は和服で行きました。

母所有の琉球絣を着るのはこの日しかない!と思ってしつけを取りました。

合わせたのは、やはり沖縄の紅型の帯。

 

我が母は、買い物大好きな人でしたが、80歳過ぎても現役で働いていたので、どんなに着物を持っていても着る機会はあまり無かったのです…

 

今は、代わりに私が着ています…

有難いような、実は迷惑のような…(笑)

 

こちらも紅型…心なしか清朝の衣装にも似ているような…
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今回の展示で初めて知ったのですが、中国からの輸入品は、ほぼ全て沖縄を通って日本に伝わったそうで、意外なことに茶道具、特に貴重な天目茶碗などの展示がありました。

小堀遠州が所有したものも2点出ていたと思います。

 

他にも日本国内では沖縄しか出土がないという明代の陶器が数点!

琉球王朝は、素晴らしい文化を代々継承していたのでしょう…

うるま市の勝連跡からは、オスマン帝国やローマ帝国の通貨まで出土したというのですから驚きです!

 

 

尚家宝物に戻ります

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向かって左側は、緑釉四方燭台…

オーグスヤーという琉球陶器を象徴する緑色の釉薬だそうです。

 

これは馬上杯と説明書きがありましたね…
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馬に乗ったまま飲めるという事らしいですが、かえって飲みづらいような?

装飾品でしょうかね?

 

日本刀は、中国からではなく日本国内から海を渡って行ったものでしょう…
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刀身は室町時代の作…

 

 

螺鈿の箱も豪華な装飾
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これなんか現代にも通じる可愛らしい柄行き
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何を入れたのかなぁ?などと考えるのも楽しいです!

 

御後絵というのは国王崩御後に描かれた肖像画だそうですが、歴代国王の御後絵は、全て沖縄戦で焼失
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大正時代に鎌倉芳太郎氏が撮影したものと、古老への聞き取りを元に、現在、復元作業がなされているそうです…

 

戦禍によって失われたものは本当に計り知れない…

 

会場を出ると、このような撮影場所も!
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最後に、私が2019年3月に見た、首里城の写真をこちらに載せておきます…f:id:fuzikoblog:20220525144554j:image

修復作業が完成して間もなくの画像ですが、このように美しい姿を見せてくれていたものが、この数ヵ月後に火災で焼失…

 

文化を継承していくのは大変なこと…

でも、消え去るのは一瞬の出来事…

 

私が生きている間に首里城の再建は出来るのかなぁ?

 

でも、もしも、それが叶ったなら…

たとえ80歳を過ぎていたとしても、老体にムチ打って飛行機に乗り、はるか沖縄にある首里城を目指したいと思います!

 

そんなことを考えた特別展琉球・・・

 

得がたい機会だったと思います。

 

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