藤野真紀子先生のフランス料理文化講座第2回目!
前回はタイユヴァン時代の鶏の煮込み、コック・オー・ヴァン!
今月も、タイユヴァン!
中世のお菓子がテーマです!
タイユヴァンは、偉大な料理人ですから、一度では語りきれず…
2回に分けての開催となったようです。
先生のご自宅の壁が即席のロールスクリーンとなり
中世のお菓子や料理、薪を燃やして使うオーブンや、十字軍の遠征についてなど、講義は多岐に及び…生徒は皆、興味深く拝聴…
イギリス人のアンヌ・ウィランさんの著作を元にしていますが、この講座は、トークだけの普通の講座とは違い、先生のお菓子や料理が試食できるのが凄いところ!!
さらに素晴らしいことに、お菓子の作り方についてもデモンストレーションがあります…
まずは焼成前のアップルパイを見て…
タイユヴァンの頃には焼色を付けるためにサフランなどを使っていたとのことで、贅沢にも水に浸けた大量のサフラン!
お菓子の色付けのためにワインで丁寧に煮た果物や
砂糖や塩についても説明がありました。
この日は、タッパーを使って練りパイ生地を作るレシピ…
中世のパイは、繰り返し重ねて層を作る、現在の手法とは違っていたはずですから、当時のやり方に近い製法を選んだのだと思います。
もちろんその時代にタッパーはありませんが、振ったりこねたりして混ぜたはず!
タッパーに入れた生地を、先生が振ると
魔法のようにパイ生地が出来上がります!
焼き上がった、アップルパイ!
美味しそう〜♪
では、試食タイム!
シャンパンは、ニコラ・フィアット
乾杯します!
甘口でフレッシュ!
お菓子に合うと思いました!
チーズは、先生がフランスから空輸した、ブリヤ・サヴァラン
偉大な美食家の名を冠したこのチーズ…
熟成加減がたまらん!
山形のラ・フランスと合わせるとさらに美味しいの!
アップルパイが供されました!
パイの上には酒粕のアイスクリーム…
お皿にはパンデピスも乗っています!
当時のレシピから、天然の素材で色を付けたブランマンジェも!
これも甘さが自然!
イデミ・スギノ氏より届いたというジャムを試食させてもらったり…
貴重なものなのに申し訳ない…m(_ _)m
最後はチャイグラスで紅茶!
可愛い猫ちゃんや
ワンちゃん達が寛ぐ空間!
夢のようではないですか?
来月は、パリの有名宝石店のフェーブを使って、ガレット・デ・ロワの特別レッスンがあるそうです!
私は、自分の料理教室と丸かぶりしちゃったので行けないのですが…
先生のガレット・デ・ロワ…
久しぶりに習いたかったな…
でも、また次回!
きっとチャンスはあるはず!
その時は何をおいても駆けつけて、先生のガレット・デ・ロワ!!
習いに行きますとも〜