ブレケル・オスカルさん…
スウェーデン人なのに日本茶インストラクター?
不思議な経歴だと思いましたが、今回は藤野真紀子先生のセミナーの講師として招聘…
会場は、広尾にある、有機和食 山藤
こちらは、既に何度か紹介していますが、服部幸應先生の経営するお店です
会場に入ると、平型の急須とオスカスさんセレクトのお茶が用意され…いつもとは違う雰囲気…
オスカルさんとは先月、藤野真紀子先生のセミナーでお会いしましたが、この日は和服!
スッキリ着こなしてますね〜
日本人より似合う?
テーブルにはSENCHAISM
オスカルさん推奨の日本茶などが書かれた小冊子です
藤野先生からの紹介の後
お茶の説明…
語りだすと4時間くらい掛かる内容を30分にまとめたそうです…
日本語がとてもきれい!
各テーブルを回って、一人ひとりにお茶を注いでくれます
一煎目はシャンパングラスで!
朝8時に仕込んだという水出しのお茶…
香駿という種類のこのお茶は、LOVE AT FIRST SIP(一口ぼれ?)と名付けられ、オスカルさんのサイトから、通販でも買えるようです…
ひと口、口に含むと、爽やか!
日本茶ってこんなに美味しかったかな?というのが正直な感想!
蒸し暑い日でしたから、ひと口の清涼…しかと味わいました!
続いて、氷水で淹れるというお茶
山渓(やまかい)という種類のお茶…
SUMMER BREEZE(夏の風)と名付けられた、その名のごとく力強い個性!
氷水で淹れると、濃厚な出汁のような旨味が出るそうです!
小さな茶器にほんのちょっぴりづつ
スウェーデン人はケチだと思われる?と心配していましたが、香りも素晴らしく、口に含むと確かに出汁のような風味!
天然の玉露…と説明があったので質問してみましたが、玉露は摘み取る前に日光が当たらないように覆いを掛けて旨みを出すのですが、山渓はそれをしなくてもそのままで玉露のような旨みが出るということのようです…
旨みたっぷりの山渓…
何となく飲んだことがあるような?
そうだ!これは濃茶(こいちゃ)だ!
茶道で飲む濃茶の豊かな味わい!
こんな少しの量で濃茶?
このセミナー凄い!と思ったところに…
山藤の料理が運ばれて来ました!
ワラビの叩きに白和え!
今日のメインは日本茶ですから…
それを邪魔しない薄味の料理…
こちらも美味しいわ〜
万願寺とうがらしの炭火焼き
ほのかに香ばしい一品!
料理に合わせたのでしょうか?
三杯目は、最初の香駿と同じ種類ですがイン・ブルームと名付けられたお茶…
まさに満開の花を連想させる香りの良さ!
椀物が来ました!
ナスと茗荷のお吸い物…
これも滋味深い味わい!
当たり前ですが、やっぱり和食は日本茶に合う〜
お造りはヒラメ
淡白な魚を持ってきたのは、お茶を引き立てるためだろうなぁ〜
このヒラメ新鮮!噛みごたえがあります!
美味しい!
お酒は要らないかな?と思ったけど、結局貰った白ワイン…(笑)
山藤はワインのセレクトも素晴しいの!
4杯目の最後のお茶は、SPRING VIEBES(春の雰囲気?)
柑橘の香り、でも旨味が少ないので、冷茶には向いていないんだとか…
汲み上げ湯葉の冷しあんかけ
見た目も美しい一品!
底の方には湯葉たっぷり!
女性には大豆たん白、必要ですからね〜
これも美味しく、するっと食べました!
稚鮎の二度揚げ
添えられたナマスと一緒にサラダ菜で巻いてくださいと説明がありました!
手で掴んで食べると、鮎の香ばしさとナマスの酸味…旬の鮎を頭から全部食べまする!
ここで、口直しのトマトが出たのですが、写真撮り忘れ…(T_T)
超甘くて美味しいトマトでさっぱりします〜
山藤の名物とも言えるステーキ!
2種類の部位と言っていました…
実は生っぽい牛肉がダメなので…
取り分けて焼いてもらったの…
これなら大丈夫!
美味しいお肉も堪能しました!
小さく巻いた海苔巻きは、塩も何も使っておらず…有明海苔の塩味だけで食べるのですが、美味しい!
デザートは、宇治金時!
天然氷で溶けやすいと言ってました…
小豆と抹茶の風味を味わっていると、一番底にはアイスクリーム!
遊び心も感じさせるデザートに満足!
そして、オスカルさんのご著書とお茶を買って更に満足!
日本人は、お茶はお葬式で貰うもので、いつも家にあるから、日常過ぎて扱いが粗末?
もっと丁寧に淹れて、美味しく飲まねば!
あらためて感じたセミナー…
得たものは大きかったと思います!