若い頃は、結構長いこと裏千家の茶道教室に通っていました…
そして今も通いたい気持ちは重々あるのですが、なにせ膝痛持ちですから、正座が出来ない…(TT)
しかし、このお正月、龍泉会という茶道サロンを開催されている、藤澤龍一先生から初釜のお誘いが!
幸い立礼(りゅうれい)と言う椅子に座ってのお茶会とのことで、和服好きの友達と2人してうきうきしながら出掛けて行きました。
おもてなしと心配りの達人である藤澤先生ですから、当日の趣向には興味津々!
場所も、予約制のワインバーと言う意外さ!
カーブシンデレラ!( ゚д゚)
入口は分かりづらいですが、幸い看板を発見!
明るい雰囲気の店内には既に数名の先客が…
人脈の広い先生ですから、著名人もいらっしゃるようでしたが、皆さんマスクをしているので誰が誰やら・・・
ワインのお店だけあって、テーブルにはシャンパングラスが用意され、
この小さなタブレット状のものに
和服姿の美女が水を注ぐと
おしぼりが出来上がり!
この辺りの演出が藤澤先生の凄さなんだよなぁ〜
2種類のシャンパン&白ワインのテイスティングがあるようです!
松本零士氏とコラボした先生の作品が飾られた店内で
10周年のご挨拶があり、
有田焼の李荘窯で焼かれたプレートの発表がありました。
こちら、MuuseoFactoryオンラインストアで購入出来ますが、お値段は覚悟が必要!(._."Ⅱ)
グラスにシャンパンが注がれて会食が始まります…
カーブシンデレラの店主の方いわく、シャンパンは2種類を飲み比べることで夫々の味が更によく分かるとの事
先付けとして、真鯛とスッポンの炊き合わせ…
エルメスのお皿でゴージャスな提供です。
シャンパンに合う1品…
点心は、なだ万のお弁当
甘く煮た牛肉には赤ワインより白の方が合うとの事で、あえて合わせたのは白ワイン…
既にシャンパン2種類を飲んでますから、白ワインは控え目にいただきました。
美女が点てているのは
カクテルに合わせる抹茶
これ、パリで行われた個展でも大好評だったという、先生のオリジナル抹茶カクテル
口当たりよく飲みやすく、ほんのり柚子風味…
オリーブとチーズのピンチョスが添えられて
飲み終えた頃に茶室への誘いがありました
小さなお部屋で数人づつのお点前
煙草盆が飾られたテーブルのオリエンタルな雰囲気が素敵!
こちらで先生の点てる薄茶は、お正客に…
お道具立ても素晴らしいなぁ…
本来茶室というのは四畳半が基本ですから
この空間はひょっとしてお店のカラオケルームなのかも知れませんが、茶室として充分通用すると思いました。
お菓子が出てきたところまでは撮影しましたが、さすがにこの後のお点前と、お道具の拝見はあまりにも失礼に当たるので撮影出来ず…m(_ _)m
素晴らしい茶掛、茶杓、小さな百済渡りの仏像などを見せていただき、会は終了…
先生は、今どきお茶を習う人は少ない…
もう畳敷きの茶室で正座してかしこまるお茶会ではダメ…
気軽に楽しい、ニューお茶〜事よ!と言いました。
そう!確かにその通り!
茶道というのは、畏まって足の痛みに耐える修行のようなものではなくて、知己が集って語り合う場…
コロナ禍で集まりも本当に少なくなりましたが、この日、厳選されたシャンパンとワインを飲み、料理に舌づつみ…
同席のマダム達の美しい着物姿にため息をつきつつ、初めて会った隣席の方々ともお喋り…
心から楽しいと私も友達も思いました。
次回は、伊豆にある先生の素晴らしいお茶室訪問かしら?
楽しみがまたひとつ増えたように思いました。