歌舞伎座に来るのは随分お久しぶり!
もちろん、新しくなってからは初めての訪問…
歌舞伎座の周りは常に賑わっている印象!
一応、銀座の端っこだからかもね〜
今月は、七代目と八代目の菊五郎、そして六代目菊之助の襲名披露…
口上も祖父、父、孫の3人そろうと圧巻!
菊五郎の名前が大きすぎて、その上がなかったから、七代目と八代目が同じ菊五郎を名乗るのかしら?
それにしても、七代目と八代目は親子なだけにお顔がそっくり!
この襲名のために贈られた幕は、菊を模した富士の図…
いかにも菊の字がつく御三方の襲名にふさわしい!
送り主はティファニー!( ゚д゚)
この大きな桐の箱に入れて贈られた模様…
襲名披露興行、それも大きな名前の襲名というのは、オールスター勢ぞろいなのですが、今回も、夜の部では、まず、市川家のお家芸「暫」(しばらく)
東京オリンピックの開会式でもやってたよね~
すんごい脇役にも一流の役者!
まぁ、この芝居は様式美を楽しむものなので、団十郎の馬鹿でっかい衣装を楽しんで、お目当ての役者を客席から見つける!!
みたいな楽しみ方で良いと思います~
その後は、口上…
ここもオールスター勢ぞろい!!
続いて、七代目菊五郎と、六代目菊之助による連獅子…
舞台を観ているうちに、まだ11歳だという菊之助の溌剌とした舞踊に引き込まれ…
何か、気迫と決意のようなものが見え隠れする堂々たる踊りっぷり!
最後は、「芝浜皮財布」
肩の凝らない人情噺という感じかな??
尾上松緑はこういうの上手いよ!!
歌舞伎座には長いことご無沙汰していましたが、前回来たのは遥か昔…
現菊之助にとっては親世代…
平成の三之助と呼ばれた3人の歌舞伎役者が人気絶頂だった頃…
この日もそうでしたが、あの時も知り合いから贈られたチケットで歌舞伎座にやって来たと思う…
観たあとに思ったのは、なんと軽々しい舞台かと!
人気はあったのよ…
若々しく華のある平成の三之助は、市川新之助、尾上菊之助、尾上辰之助の3人…
今は、市川團十郎、尾上菊五郎、尾上松緑と出世魚のごとく名前の変わった御三方…
久方ぶりに観るこの3人の舞台は、あの時とは打って変わり、演技に重みがある!
あぁ…この長い歳月の間、あんた達なりに努力してきたんだね!
と、まるで親戚のおばさんのような気持ちになる私…
そして、11歳の天才、六代目菊之助!
歌舞伎界も凄いことになってるなぁ…
というのが偽らざる感想…
そうだ!前回は、尾上右近の襲名披露だったんだ!
あの時は、太っていて重そうな演技だった尾上右近も、今ではスラリとした体躯に台詞回しの明晰な役者に!
なんだ、なんだ!
皆、頑張ってるぞ!
勝手に親戚のおばさん、これはまた観に来ねば!
しかし、歌舞伎のチケット…高いのよね~(´;ω;`)ウッ…