タイに着いて、一番最初に向ったのは?
ジム・トンプソンの家〜
ガイドブックには、9時に開館と書かれていたのでその時間に間に合うように行ったら10時開館だって!(*_*)
待ちましたよ…ベンチに座って…
タイの国花、ゴールデンシャワーが咲き誇っていましたね〜
暑かったけど、まだ午前中なので何とかなった…(笑)
でも1時間もあるので、うろうろ…
神様を祀った小さな廟の中には、私好みのミニチュアの人形が沢山!
神様に踊りを捧げる小さな舞踊団もいる?
可愛いです〜♡
池には鯉が泳ぎ〜
開店前のレストランを外から撮る…
カフェも素敵!
絹製品のショップは、9時半開店なので行ったけど、どれも高くて買えんかった…(*´艸`*)
では、10時になったので、中に入ります…
この日は火曜日で、日本語ガイドの皆さんが来ていました。
予約はしていなかったけど、お願いしたら快諾…
博識なベテランガイドの説明を聞きながら中に入ります…
館内は、想像以上!
国宝級の貴重な芸術品で溢れていました!
こちらはチャンドラーコレクション
チャンドラーさんは200年くらい前の駐在員?大使?
まだカメラの無い時代だったんでしょう、アメリカ本国に帰国する前に、画家を呼んで庶民の日常を絵に描き残したようです…
100年後にジム・トンプソンがそれを知り、アメリカに渡って、娘さんから買い取ったのがチャンドラーコレクション…
遠近法を無視した独特の絵画には何とも言えない味わいがあります!
でも、タイでは昔、絵を描く人の身分が低く、画家の名前を残すという事が無かったそうで、描いた人が誰なのかは不明とのこと…
この像の牙は、かつては本物の象牙だったそうですが、盗まれて今は別の動物の骨が使われているそうです…
この彫刻は国宝級のお宝だそうですが、首の中には財宝が埋め込まれている、という間違った言い伝えのために、窃盗者が首を壊して中を確認することが多かったため、タイやカンボジアには首のない仏像が多いのだと言われています!
このテーブルに埋め込まれた陶器は、ジム・トンプソンがマレーシアに向かう前日に届き、置き場所は帰ってから決めると言い残したそうです…
結局、マレーシアのキャメロン高原で彼は失踪し、未だ帰らず…
テーブルは、外に面した広いフロアにぽつんと置かれています…
このように国宝級の仏像が多く収集されているのですが…
ある時、タイの警察から窃盗の嫌疑を掛けられて取り調べを受けて以来、ジム・トンプソンは仏像の収集を一切止めたそうです…
タイ政府も残念なことするよね…
そのまま収集を続けさせていたら、全部がタイのお宝になったのに…
仏像の代わりに集めたのが焼き物…
中でもベンジャロン焼きに惹かれ…
古いベンジャロン焼きを集めたそうです…
この蓋付きの入れ物は、中国の影響もあり、マレーシアのプラナカンの雰囲気もあるかな?
ジム・トンプソンの家は、かつて世界中のセレブが集まるバンコクの迎賓館…
供される洗練されたタイ料理も素晴らしく
このベランダを舞台にして、毎晩のように、タイの伝統芸能の鑑賞会を開いたそうです…
英国からやってきたサマセット・モームも感動し、この邸宅はパーフェクトだと言ったそうですよ〜
窓からの景色も、一服の絵画と彼は言ったんだって!
こんな素敵な景色を眺めていたら、タイに骨を埋めようと思った気持ちも分かるけど…
結局タイにもどこにも彼の遺骨は無く、消息不明…
巨万の富を残しながら遺体も見つからない摩訶不思議な人生…
ここは書斎…
この家の中で唯一エアコンがあり、窓にガラスが嵌められています…
CIAの諜報員としてタイに来たと言われているので、秘密の文書もあったんでしょうか?
風で書類が飛ばされるのを恐れて、書斎だけはそのような設備にしたそうです…
ベッドルームはこちら…
タイは暑いから、開放的なこの部屋で寝たらぐっすり寝むれそう!
足の先、つまり写真を撮っている私の後ろには、お経が書かれた石板があるため、仏様に足を向けて寝ていると仏教徒には不評だそうです…
タイ人は93%が仏教徒なので、大抵のタイ人には不評だったってことですかね?
お宝がガラスケースにも入れられずそのまま展示されているのもこのジム・トンプソンの家の凄いところ…
これは象に乗る時に使う椅子なのですが、由来についてガイドさんから説明があり、私も何か知ったふうな事を答えたという記憶はあるのですが、肝心な内容を忘れ去ったこのポンコツ頭…
ここで、ガイドツアーはおしまい!
後はご自由に〜と言うことで、階段を降りて…
売店でお土産を物色!
クッキーをお買い上げ!
昼近くなり、暑くなってきたので…
マンゴージュースでクールダウン
この日は、朝から何も食べていなかったので、空腹過ぎて干し芋も買って食べました!
食べかけが横に置いてある…(笑)
タイにも干し芋あるんだ!とちょっとびっくりしました!
レストランの開店までにはまだ少し時間があるので、ここで待ちました!!
では、ちゃんとお昼も食べますよ〜
ジム・トンプソンの家併設のレストランで…
ガイドさんがフュージョン過ぎて正式のタイ料理ではないと言ったけど、せっかくここまで来たから〜
雰囲気はとても素敵なレストラン!
アミューズ的に運ばれたチップスが、おいしくてめっちゃ食べる空腹の私…(笑)
水に浸して使うおしぼり!
コップは空っぽ!
そうでした、タイはお水も有料なのでした…
おすすめは?と聞いたらこれと言われたので頼んだら…
柑橘のポメローのサラダ!
私が持っている「ジム・トンプソンのテーブルで」という本に載っていた料理だったのでとても嬉しい!
ポメローと言われなければ分からない、パッタイ(タイの焼きそば)のような不思議な味わい…
エビもたっぷり乗っています!
そして、メインはビーフココナッツカレー
つまり、高級なカオソーイなのよね…
上に乗った牛肉が贅沢!
しかも、揚げた麺と茹でた麺が半々!
中々手が込んだ一品!
確かに正統タイ料理ではない気もするが…
とっても美味しかったです!
料金は高いのよ…
2品と水で5000円くらいしたと思いますが、店の雰囲気やサービス、味など、料金の価値は十分あったと思います!
もし再びタイに来ることがあれば、ぜひまた利用したいと思いました〜