日本エスコフィエ協会は、1971年に25人の料理長が集って発足したそうです。
初代の会長は、オークラの小野料理長、そして2代目は帝国ホテルの村上料理長…
フレンチのシェフが所属する協会で、もちろん19世紀の偉大な料理家、オーギュスト・エスコフィエに由来しています…
現在、日本には、5000軒のフレンチレストランがあり、日本エスコフィエ協会の会員数は1800人!(*_*)
40年で大躍進してますね!
昨年までは、晩餐会に出席できるのは正会員のみだったのですが、今年初めて、一般の人も受け入れるようになったそうです…
記念すべき一般参加第1回目!
我々は、藤野真紀子先生の教室の生徒として参加!
あ、先生はエスコフィエ協会には所属していませんが、フランス料理界に精通していますので、我々生徒も参加が叶いました!
ドアオープン前のエントランスは、赤いたすきをかけた男性がズラリ!
全国の会員の皆さんですね〜
この日、日本中のフレンチレストランは料理長不在?
とんでもない事が起きているのかも?
ドアオープン〜
やはり、美しく着飾った女性が参加すると、会場が華やかになる!
フレンチのテーブルは、前もってグラスもカトラリーも置かれ、これからどんな料理が出てくるか、わくわくしちゃいますね〜
まずは、日本エスコフィエ協会会長、セルリアン東急の福田料理長の挨拶!
福田会長は、今期で退任…
フランスから飛んできたニコラ・サル国際エスコフィエ協会長の紹介があり…
ニコラ氏、揺れるエール・フランス機で眠れないまま、この日の早朝に羽田空港に到着…
休む間もなく厨房で料理に取りかかったそうです!
そして翌日には帰国…
お疲れ様です…m(_ _)m
乾杯のシャンパンは、「コレ」
しっかりした味わい!
では、美女たちと乾杯〜
一皿目は、福田シェフによるホタテ貝のムース、ベルドメール…
このディナー、何が凄いかというと、セルリアンの料理だけでなく、トゥール・ダルジャン、ジョエル・ロブション、そしてニコラ・サルの料理を同時に味わえること!
そんな会は、まず無いと思います。
そもそも、外国のエスコフィエ協会の晩餐会に、フランスから協会長が出席することも非常に珍しいと説明がありました。
奇跡の饗宴…
参加者500名の中の一人として列席できて光栄!嬉しいです!
パンはセルリアン製
タバチェ(タバコ入れ)と言う名前の形…
バターもたっぷり!
厨房から各シェフがリモートで料理の説明をします!
会場にいるほとんどの方は、フレンチのシェフですから、このやり方はとても勉強になる!と思いました。
今回は、シャンパンも2種類
デュヴァル・ルロアは、フルーティで細やかな味…
でも、私は最初に飲んだコレの方が好きかも?
え?そもそも値段が違う?(笑)
白ワインは、写真を撮り忘れましたが、ヴァントナックのシャルドネ…
フルーティなのにコクがある感じでした!
ニ皿目はニコラ・サルによるフォアグラ!
ソースがものすごく手が込んでると説明がありました!
フォアグラにはトーストしたブリオッシュを添えるのがお決まりと、隣席の藤野真紀子先生が教えてくれました!
確かにブリオッシュに乗せて食べると更に美味しい!
そして一口サイズのコンソメスープでお口直し…
フォアグラは、こってりしているので、こういう組合せで供されるんだと思います。
カロリーと脂肪を考えると恐ろしい食べものですが、完食してしまいました(T_T)
3皿目は、ジョエル・ロブションの関谷健一朗シェフによる魚料理…
甘鯛のオマールブルーソース
あえてウロコを残し、立たせてある!
ウロコの香ばしさも味わう一品…
ソースも贅沢!
カンパーニュが供され
赤ワインは、
ラ・ベルジェリ
フルーティで深みのある味わい!
ドーム型の食器クローシュを捧げ持つサービス軍団が登場!
メインテーブルで
蓋を開けるセレモニー!
会場は盛り上がってます!
蓋の中には〜トゥール・ダルジャンのルノー・オージェシェフによる鴨のロワイヤル仕立て
鴨の骨を赤ワインで2日間煮たソース!(*_*)
めっちゃ濃厚!
添えられたのはポテト
エディアブルフラワーで飾られて…
お口直しのソルベで、サッパリさせたら〜
メインデザート!
さくらんぼを表してると説明がありましたが、これ、小さいリンゴくらいの大きさ…(笑)
大きなさくらんぼの中にはクリームなど…
ピスタチオのアイスクリームも美味しく
最後のプチルールも、キレイねぇ〜
チョコレートとコンフィズリーとミニフロランタン
コーヒーの写真撮り忘れ…
閉会の挨拶は、サービススタッフも壇上に上がって盛り上がる!
食べきれないほどの量でしたが、なにせ3つのレストラン&フランスからのニコラ・サルシェフ!それぞれが技術とセンスを競うような渾身の料理の数々!
味わえて感激!
美味しく楽しく、幸せな一夜に感謝!