GOTOトラベルで行った稲取温泉…
三日前の予約ですから、取れる宿にも限りがあり…
候補に上がった味の宿喜久多は、口コミを見ると賛否両論…
でも大好きなホテル石花海(せのうみ)の系列だし、大丈夫だろうと思って予約を入れました!
建物が古いのは分かっていたので、そこは全く気にならない…むしろ小さいホテルなので家庭的なおもてなしなのでは?と思いました。ある意味正解ではあったのですが…(笑)
チェックイン時間の3時少し前に到着したので、荷物を預けて海を見てこようと思いました。
でも、フロントには誰もおらず、呼んでも呼んでも出てこない!
仕方なく荷物を持ったまま海へ…(´・_・`).。oஇ
海を眺めていると、小さなことはどうでも良くなる…( ´﹀` )
あらためてチェックイン!
3時過ぎてるのに相変わらず誰も居ないフロント…
呼ぶのも面倒になって椅子に座っていたらセーターにズボンの普段着のおばさんが現れ…何とかチェックイン完了…
着物姿の仲居さんの案内でお部屋に通されましたが…
畳がね…古くてね……
私の黒いズボンが畳カスだらけになる(;A;)
浴衣とタオルその他は用意されていたけども…
丹前を着ようとしたら、裏地が破れてボロボロ!
文句言うのもイヤだったので、破れたところが見えるように置いておいたけど…
最後までそのまま…
お茶とお菓子
お茶は飲みましたが、お菓子は明日の朝おめざに食べようかな?と思っていたら、夕食の間に下げられてそれっきり…
多分だけど、使い回してるんだろうなぁ…
テレビと湯沸かしポットはあった…(笑)
でもこの冷蔵庫は…
1段下がった広縁(狭いけど)に置かれて、開け閉めする度にドアがぶつかって使いづらい…
そして狭い広縁に椅子とテーブルが置いてあるために、その左奥にあるユニットバスに行くのに邪魔…
トイレに行くたびにイラッとするんだよなぁ…
温泉は、泉質がとても良くて温まったけど…
脱衣場が狭いのよ…
屋上の露天風呂付きの浴室と、1階フロント横にある浴室が、朝と夜で男女入れ替えになるんだけど、どちらもドアが開けっ放しで、脱衣場から浴室に入る時に廊下から見えちゃう?
露天風呂も周りが同じような高さの旅館が多いから、向こうから見えるよね?
隠す工夫は何も無いから、いくら60過ぎた私でも堂々と外を眺めたりは出来ない感じ…
お部屋のお風呂も温泉だと聞いたけど、せっかく温泉入りに来てユニットバスではつまらないし…
このホテルはスリッパがなく、館内はどこも靴下で歩くんだけど…そこにも抵抗があったなぁ…
それほど清掃が行き届いてなさそうな廊下を歩いた足でそのまま部屋に入り…そこに布団敷いて寝る…
ちょっと嫌だったわ…
でも食事はとても美味しかった!
2階の個室で食べたのですが、椅子席で雰囲気も良く
舟盛りもあり!
二人分とは思えない量!
席に着いて
既にテーブルに乗っているのは
海ぶどうのようなプチプチが入ったサラダや
海鮮の酢の物
タコわさびは市販品かなぁ?
ムール貝やら焼きエビやら
この他にも次々に運ばれるご馳走!
金目鯛のチーズ焼き
サザエのつぼ焼き
カサゴの唐揚げ
2人で1尾 金目鯛の煮付け
伊豆地方では、この金目鯛の煮付けは婚礼の時などハレの日に食べるご馳走だったそうで、これを何とか旅館の夕食に出せないかと奔走したのが、ここ味の宿喜久多だったとのこと。
今では伊豆地域全体で供されるこの煮付けの、ホテル提供発祥の地がこのホテルだったそうです。
由緒正しき料理旅館ゆえ…
さっきから文句ばかり言っていた私にもケチの付けようがありません!
しかし…この後どうやら5室ある個室の全てに客が入ったらしく、仲居さんが走り回って、てんやわんや!
最後に穴子の卵とじをおかずにご飯を食べたかったんだけと…
待てど暮らせどご飯は全然運ばれてこない…
冷めていく穴子の卵とじ…
途中で調理場の方へご飯を頼みに行くこと3回…
ここでも呼んでも呼んでも返答なし…(;A;)
調理場に2人従業員が居たんだよ!
それなのにこっちを向かないのさ…(╥﹏╥)
でも何とか別の仲居さんを見つけてご飯をお願い…
はいと返事をしたのにやっぱり来ない…
諦めて夫も私もスマホを開いて読書…
結構な時間が経ってから元々の担当らしき仲居さんが現れ、身体をくねくねさせながら、「何か私が忘れてるものあるぅ?」と我々に聞きました…
「おばさんが忘れたものを我々に分かるわけないわ…」と私が答えたら、夫が「ご飯を頼んだんですよ」とフォロー…
仲居さんは「今すぐお持ちします〜」と確かに言ったのに…
それからしばーらくしてようやくご飯が届きました…
食べ始めたら廊下から先程の仲居さんの大きな声!
客が満室なのに廊下で大声で悪口言ってんのよ!
同僚に何か文句言われたとかそんな話で
飯が不味くなるとはこの事だなぁと思っていたら…
最初に箸を置いたのは夫の方。
時間が経ったからお腹いっぱいになっちゃった…と言いましたが、私と違って温厚な夫も腹を立てた様子!
帰る時、私はくだんの仲居さんを睨みつけたけども、夫はにこやかに「ご馳走様でした」だって!( °_° )
この悪口がなければ、その他の、古いボロいサービス悪いは笑い話で済ませたけども…
結局人件費を節約してるんだな!
そこから従業員の不満も出てきてサービスの低下に繋がる…
畳はカスが出ない素材に変えたり、広縁の椅子はとっぱらい、丹前は繕うんだよ!スリッパだって大した経費じゃないだろう!
あのエントランスでボンっとシャンパンを開けて我々をもてなす石花海の系列なんだから…
料理は美味しく、泉質は最高なんだから…
仲居のおばさんも悪口はお客に聞こえない所で言おうよ!
皆もっと頑張ろうよ!
老舗の料理旅館 稲取温泉味の宿喜久多に泊まって、何かもう一つアドバイスを上げたい気分になったと言うお話なのでした…
珍しく悪口書いちゃったけど、私のブログにはなんの影響力もないだろうし、これは私の稲取愛の現れなんだよ〜
って事でお許し下さいませ…m(_ _)m